2014,1,16付のFace Book に本 ”Advanced Style” (50-100歳超のNYのお洒落な女性達の写真集)の紹介を致しましたが、今その映画が上映中でやっと観てきました。
NYならではの独創性あふれるファッションは、本の中でも存分に紹介されていましたが、心惹かれるのは、映画の中で語られていたそれぞれの女性達の、ちょっと鼻の奥がツンとくるような寂しさや孤独。
お洒落は外見を装い賞賛を浴びるという発信要素だけでは無く、時に折れそうになる自分を鼓舞する為にも有るようです。 (職業柄か画面に登場する女性達の足の外反母趾がとても気になってしまった私です 笑)
さて、松本と歓談する女性は tartaruga のお客様。文字通りStyleのある生き方をされています。
年齢は60歳代ですがお仕事をお持ちで、とてもクリエイティブで大変な努力家です。
50歳を優に超えてから始められたpianoは、ゆっくりゆっくり弾ける曲を増やし、今も忘れない様に1日15分でもpianoの練習をされているとの事。
又、60歳から始められた乗馬は、仕事帰りに週に3~4日通われて、今や競技に出る迄に。 「私なかなか出来ないから~」と笑いながら仰いますが、「でもできなかった事が出来る様になるのが嬉しいの。」と素直な言葉に実感がこもっています。
いつもたくさんのお荷物を抱えて来られますが、その中には図書館で借りて読まれている多ジャンルの本が数冊。「もう目が老眼で疲れ易くて…」などと本離れの言い訳をする自分が恥ずかしくなります 。
お洒落で潔いまでに好きな事に一途なその姿勢に、こちらはいつも刺激を頂き、楽しいお話に時間が過ぎてゆきます。
「あら、行かないと!」と小走りでイタリア語を学びに行かれるお姿に、思わず身が引き締まる思いがしました。